「ねぇ、マスター。」3D版動画作成日誌 全体像編

昨日の日記(d:id:OIE:20110601)の最後では、「次回から実践編に入るかも」と書いたのですが、これに入る前の、大切な前提に触れていませんでした。それが、今回の「全体像編」です。簡単に言ってしまうと、曲の制作上、時間軸の流れでいくつかのパートに分けており、映像作成でもこれを参考にしますよ・・というお話です。

パート一覧

よくポップスの曲で、Aメロ・Bメロ・サビ・・というような分け方をしますが、基本的にはこれと同じです。今回の「ねぇ、マスター。」では、進行に合わせて、以下のような6つのパートに分割したいと思います。
必要に応じて、動画もあわせて確認してみてください。

A01
曲の始めから0分54秒あたりまで。歌詞だと「届くはずだけど」まで。
B01
0分54秒あたりから1分20秒あたりまで。歌詞だと、「波間に投げた・・」から「ねぇ・・」の歌いだしまで。
C01
1分20秒あたりから2分05秒あたりまで。歌詞だと、「マスター・・」から「広がってく」まで。
D01
2分05秒あたりから2分56秒あたりまで。このパートは、歌詞がありません。
E01
2分56秒あたりから3分40秒あたりまで。歌詞だと、「踏みにじられた・・」から「ねぇ・・」の歌いだしまで。
C02
3分40秒あたりから最後まで。歌詞だと、「マスター・・」から先。


D


先頭のアルファベットが曲の中のキャラクター、あとの数字がその順番・・というネーミングですね。今回はC(サビ)だけ01,02と2回出てきますが、自作曲だと「旅人よ」なんかは、アルファベットが進む上にそれぞれもかなりの部分が複数回登場します。

パートの区切りと音・映像のシンクロ性

動画(2D版)をすでに見られた方はお気づきだと思いますが、実は音だけでなく、映像も上記のパートを単位として、大きく変化しています。これは音と映像の変化をシンクロさせて動画のシーケンスの流れをよくするためのもので、当たり前っちゃぁ当たり前の話ですね。逆に言うと、パートが異なっていても映像間につながりがある箇所は、意図的に関連性を持たせたい場所、という言い換えもほぼ成立します。(もちろん演出として、意図的に音と映像のリンク関係を断ち切る手法もあると思いますが、今回は使用していません。)


今後進めていく3D化のなかでも、このパートという単位を大きなくくりとして、作業の進め方や演出を検討していきますので、上記を頭の片隅に入れて以降を読んでいただけるとうれしいです。
ということで!次回から、ほんとに実践編に突入かな?