・・第１話から、印象、ガラリと変わりました！見せたいものが、なんとなく伝わり始めました。
正直言って、第１話を見たときは、
「このままなんとなくイベントが起きて、おもしろおかしく描写していくだけのかな」とか、
「感情とか考えとか、全部セリフでキャラクターにしゃべらせちゃうのかな」とか、
いろいろ不安に思っていたのですが。今回、ネッサの生き生きとした動きと表情、それにつられるようにあざやかになる（ドッペルではない）人間としてのクレインの側面が見えてきて、一気に世界が身近に感じられたような気がします。あいかわらずクレインのモノローグはちょい多めな気もしますが・・ま、主人公ですしね。フリュネがクレインの生き方まで語っちゃった第１話より、ずっと違和感を感じませんでした。
・・ネット配信だとよく、第１話だけ無料で、第２話から先は有料というケースが多いと思いますが、この作品は第２話まで広く公開してほしいなぁ。最初にも書いたように、セットで見て、やっと世界観、テイスト、メッセージの方向性が見えてくるんじゃないかな、と思います。あと、「フリュネ」と「ネッサ」、「朝、携帯音楽プレイヤーをつけて自転車を使うクライン」と「夕方、自力で必死に走るクライン」、「両親の会話を静かに聞いたり取り繕うクライン」と「自分の意見で反論するクライン」など、第１話と第２話のあいだでたくさんの対比関係が生まれているので、その意味でも、セットであることの価値は大きいですよね。
