「旅人よ」完成版完成

ついに、やっと、「旅人よ」の動画が完成しました。

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1月半ばから始めた約4ヶ月半のプロジェクトでしたが。

短かった。

撮影モデルに使用したはやぶさは、JAXA様がはやぶさの特設サイト上で公開されている、ペーパークラフトのデータを元に作成しました。・・が、「熟練者向け」と銘打たれたデータを、不慣れで不器用な自分が作り(笑)、しかも表面素材や太陽光パネルに手を加えたりで、2月末までモデル制作にかかりっきりでした(総制作時間70時間くらい)。
そこから、構想段階の曲と映像を作り始めて4月にパイロットフィルムを公開、そして5月末の先日、完成版を公開・・。そうとうタイトなスケジュールでした。

長かった。

いっぽうで、ここまで一つのプロジェクトを長時間・長期間続けたのは初めてでした。それでも集中力切らさず続けられたのは・・やっぱり「はやぶさ」だから、てのが大きいかな。作成期間中は大きなトラブルもなく飛行していた「はやぶさ」ですが、それでも関係者の方や応援する人の熱意は、常にひしひしと伝わってましたからね。この動画で、私なりの「答え」というか、想いみたいなのを表現したくて、ひたすら打ち込んでいたような4ヶ月間でした。


こちらのブログでは、今回の動画のこねたも少しずつ公開したいと思います。4ヶ月間作ってりゃ、そりゃネタの宝庫ってもんですよ(笑)。


とりあえず初回の今回は、この曲の2番から出てくるコーラスについて。スタッフロールでは、コーラスは「Megu & Kiyo」と紹介していますが、これはインターネット社の「Megpoidメグッポイド)」と AHS の「ボカロ先生 氷山キヨテル」です。雑感ですが、メグッポイドは強いクセがなく中音域がふくよか、キヨテルもクセは強くなくほどよい存在感。コーラスに合いそうなボーカロイドをセレクトしましたが、実際に使ってみて、十分狙いに合致した声質でした。
実感したのは、キヨテル先生は、やっぱり裏の顔のロック歌手よりも、柔和な曲やこうしたコーラスの方が合ってる気が(笑)。あとメグッポイドは、高音域に入ると、かなり盛大に「シャー」という感じのノイズが乗ってきます。EQ でバッサリ切るか、高音域を発音させないといった対処が必要な場面も出てくると思います。(その点でも、コーラスの立場であれば融通が利きやすい)

いろいろ書きましたが、ボーカロイド3人が競演する曲後半、皆さんにはどう聞こえたでしょうか?個人的には、コーラスが適度に存在感を出しつつミクをもり立てる・・という狙いはちゃんと実現できたんじゃないかな、と今は思ってます。その意味で、実は二人のボーカロイドにも、その「縁の下の力持ち」的仕事ぶりに感謝しています(笑)。