夏のあらし!OP

今期チェックしているアニメの中で、個人的に「悪ノリ度No.1」と評価している(いい意味で(笑))、「夏のあらし!」。そのオープニングのテーマ曲、「あたしだけにかけて」が発売されました。

あたしだけにかけて

あたしだけにかけて

・・いやっ、タイトルとか歌詞を自分にツッコまれても困りますって(笑)!!OPアニメーションと合わせて、本編に負けず劣らずのインパクトです。

でも、まじめな話、この曲を聴いていると、特にミキシングの面で勉強になってます。曲調は昭和の歌謡曲で、残響系のエフェクトについてもかなりドライな味付け。現在の環境や流れからみると淡白な味わいになりそうなところ、実際に聴いてみると分かりますが全然そんなことはありません。歌謡曲テイストをドライなまま現代に持ち込むときに答えをどこに導き出すか、そのバランスとしてひとつの正解を見ている気がします。

もちろん、曲として成り立たせているのはミキシングだけではないのですが。ボーカルや各楽器、それぞれエッジが利いているからこそはじめて成り立つ業だと思います。それを考えると、この声、演奏、歌詞、テイスト・・すべてを含んで、ひとつの到達点というか、「世界」を作り出しているのがすごい。そしてそれさえも巻き込んで突っ走り続けるこのアニメーションもすごい(笑)。

実はこの「夏のあらし!」、BGMも気になっているんですよねー。まだ商品情報も上がってないのですが、また別の機会に取り上げたいと思います。


ちなみにこの「あたしだけにかけて」、アーティストの面影ラッキーホールさんへの詳細なインタビューがマイコミジャーナルさんのサイトに掲載されています。

【インタビュー】「ピュアな心で聴いて!」、TVアニメ『夏のあらし!』の主題歌は噂の「面影ラッキーホール」
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/04/08/arashi/index.html
マイコミジャーナル内記事より)

歌詞が実は13話分、13番まである話(今回のCDは2番までの収録バージョン)や、アニメ側のスタッフとの打ち合わせの話など、面白い話が満載です。ご参考までに。