Xブレード プレイ開始

発売前から、美麗な背景・エフェクトの一方でキャラクターやその”くぎみー”ボイスで話題をさらっているXブレード。早速XBOX360版を手に入れました。

のっけのパッケージから、妙に左足太もも辺りが力んじゃってるような主人公「アユミ」の立ちポーズ、それに比べてぞんざい過ぎないか?と心配になる背景のイラスト、そして取説の男キャラ・・と、気になるポイント目白押し。・・俄然、燃えてきたっ!!(笑)

ということで、しばらくプレイしてみましたが・・意外に(<-失礼)しっかり遊べます。序盤しかプレイしていないのでまだなんとも言えませんが、キャラやカメラ移動のレスポンスは良好で、ストレスはあまり感じません。ステージは画面写真の通り、空気感と奥行きを感じられる見せ方・作りになっていて、好感度高いです。(ここらへん、日本や米国よりもヨーロッパの開発スタジオの作品に近い雰囲気ですね。)


アユミの見え方については、違和感を感じる人も多いかも。普通にしているぶんには、3Dモデルにうまくアニメ絵が溶け込んでいるのですが、ムービーシーンで顔がアップになると、ちょっと「んん?」と思うことも少なくありません。

最大の要因は、表情を変えるときに、いわゆるジャパニメーション的な2Dのパーツ群を意識せずに、現実のフェイシャルアニメーションで表情付けをしているからかな、と個人的に思います。例えば、ふと「ふふん」と不敵に笑うような表情のとき、目が動くというより「頬の筋肉が動く」かたちでニンマリとするので、アニメーション的表情を期待するとミョーな肩透かし感を感じます。・・まぁ、海外の3Dアニメーションのキャラクターはほとんどみんなそうですけど。
で、結果的にさらに何が起こるかというと、瞳の中の「輝いている部分」が、まぶたや頬の裏側に平気で隠れちゃったりするわけです。この「輝いている部分」、夏目房之介氏はこれをしてそのキャラクターの「自我」であると述べられたそうですが(・・て、どこで読んだんだっけ・・出展元不明ですみません)、これが見えなくなると、途端にキャラクターの生気みたいなものが抜けてしまうので、違和感を感じる大きな原因になります。
ワールドワイドな展開としては現在の表現のほうが受け入れられやすそうですが、せっかくセルシェーダや「アユミ」というキャラクタ名など強いこだわりも見えるので、もっと踏み込んだ表現が見たかったな・・というのが正直な感想です。


とはいえ、まだプレイしたての序盤戦。じっくりプレイして、本作にまだまだ眠っているはずの魅力を探してみたいと思います。